【Oracle】SQL*Plusで作業日時を表示する方法【SQL*Plus】

Oracle

はじめに

OracleのSQL*Plusで作業する際、作業ログとして日時を表示してくれるとエビデンス作成時や、作業中にどのくらい処理時間が掛かったかの目視確認、後からログを追いかけた際にも便利だなと。

Oracle SQL*Plusで作業日時を表示する方法を記載します。

SQL*Plusで作業日時を表示するコマンド

任意のユーザーでSQL*Plusへログインします。

以下コマンドを実行します。

SET SQLPROMPT "_DATE> "
ALTER SESSION SET NLS_DATE_FORMAT = "YYYY/MM/DD HH24:MI:SS";

「SET 。。。」のコマンドは、任意ユーザでのログイン前にも実行可能ですが、

「ALTER SESSION。。。」のコマンドはログイン後に実行します。

設定後のイメージ

前方に日時が表示されるようになりました。

「SET SQLPROMPT “_DATE> “」で日付を表示するよう設定しています。

「ALTER SESSION。。。」で時刻を出すためにフォーマットを変更しています。

「”YYYY/MM/DD HH24:MI:SS”」の部分はお好みで変更してください。

まとめ

主にシステムメンテナンス作業をする際に、作業日時を記録することにはいくつかの重要なメリットがあります。
以下は、その主なメリットです。

  1. トラブルシューティングとデバッグ: システムメンテナンスの後に問題が発生した場合、作業日時を記録することで、問題の原因を特定しやすくなります。特定の変更やアップデートが問題の根本原因である可能性が高いため、作業日時情報はトラブルシューティングに役立ちます。
  2. 変更管理と監査: システムメンテナンスはシステムの変更を伴うことが一般的で、これらの変更は監査の対象となることがあります。作業日時の記録は、システム変更の文書化と監査トレイルの一部として使用でき、規制要件に準拠するのに役立ちます。
  3. サービス停止通知: システムメンテナンスの際、一時的にサービスが停止することがあります。作業日時を記録することで、ユーザーやステークホルダーに事前通知できます。これにより、予定された停止時間を最小限に抑え、ユーザーエクスペリエンスへの影響を軽減できます。
  4. 作業計画の評価: 過去の作業日時記録を参照することで、将来のメンテナンス作業を計画する際に役立ちます。どの時期がシステムにとって最も適しているか、影響を最小限に抑えるための最適なスケジュールを立てるのに参考にできます。
  5. コミュニケーションと連絡: チームや関連者とのコミュニケーションにおいて、作業日時情報は重要です。全体のスケジュールを調整し、必要な資源を配置するのに役立ちます。
  6. 記録と学習: 過去のメンテナンス作業の作業日時を記録することは、チームの学習と持続的な改善にも役立ちます。何がうまくいったか、何が問題だったかを把握し、プロセスや手順を改善できます。
  7. 法的要件の準拠: 特定の業界や法的規制には、システムメンテナンスと変更に関する記録を保持する要件があることがあります。作業日時の記録は、これらの要件に準拠するのに役立ちます。

要するに、システムメンテナンス作業の作業日時の記録は、トラブルシューティング、監査、計画、コミュニケーション、学習、法的要件をサポートする重要な側面です。これにより、適切なドキュメンテーションとプロセスの改善が実現し、システムの信頼性と可用性が向上します。

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