【PowerPoint(pptx)】svg画像作成方法【Office】

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はじめに

最近のウェブサイトではアイコン等でsvg画像を使うことが多いですが、illustrator等が無くてもパワーポイントを使って簡単にsvg形式の画像を作成する方法を記載します。

パワーポイントを使ってsvg画像を作成する方法

  1. パワーポイントでsvg形式にしたい画像を作成する(貼り付ける)
パワーポイントにて画像を作成する
  1. 右クリックし「図として保存」を選択
右クリックメニューにて「図として保存」を選択
  1. 「ファイルの種類」にてsvgを選択する
図として保存ダイアログにてsvg形式を選択

以上で完成です。

作成結果

出来上がったsvg形式の画像はこんな感じです。

パワーポイントで作成したsvg形式の画像

SVG(Scalable Vector Graphics)画像のメリット

SVG(Scalable Vector Graphics)画像のメリットは、Webおよびグラフィックデザインのコンテキストでさまざまな点で利点があります。
以下は、SVG画像の主なメリットです。

  1. 拡大縮小に対する耐性: SVGはベクトル形式の画像であり、どれだけ拡大しても画像が劣化することはありません。これにより、異なる解像度やデバイスに合わせて画像を自由に調整できます。これは特にレスポンシブウェブデザインにおいて有用です。
  2. 小ファイルサイズ: SVGファイルは通常、ラスターグラフィックス(JPEG、PNGなど)よりも小さいファイルサイズを持ちます。これにより、ウェブページの読み込み速度が向上し、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
  3. 編集可能性: SVGファイルはテキストベースであり、簡単に編集できます。SVG編集ツールを使用して、色や形状、テキストなどを変更できます。これはロゴやアイコンのデザインを調整する際に便利です。
  4. アニメーション: SVGはアニメーションをサポートしており、CSSやJavaScriptを使用して要素のアニメーションを追加できます。これにより、洗練されたウェブアニメーションやインタラクティブな要素を作成できます。
  5. 検索エンジン最適化(SEO): テキストベースのSVG画像は、その中にテキストを含めることができ、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくなります。これはSEOの観点から有利です。
  6. 印刷品質: SVGはベクトル形式のため、印刷物や印刷業界で高品質の印刷物を作成するのに適しています。解像度の制約がなく、印刷時にも鮮明な結果を提供します。
  7. クロスブラウザ対応: SVGは主要なウェブブラウザでサポートされており、クロスブラウザ対応が容易です。ほとんどのモダンブラウザで一貫して動作します。
  8. バリエーションの簡易作成: SVGのスタイルやカラースキームを変更するのは簡単で、同じベースのアイコンやイラストを複数のバリエーションで作成するのに適しています。
  9. バリデーション: SVGファイルはXML形式であり、構文エラーを検出するためのバリデーションツールを使用できます。これにより、問題の早期発見と修正が可能です。

SVG(Scalable Vector Graphics)画像のデメリット

SVG(Scalable Vector Graphics)画像は多くの利点がありますが、一部のデメリットも存在します。
以下は、SVG画像の主なメリットです。

  1. ファイルサイズの増加: 複雑な図形や詳細なアニメーションを含むSVG画像は、ファイルサイズが大きくなることがあります。これは、SVG画像がテキストベースであるため、データが繰り返し記述されることから発生します。大きなファイルサイズは、ウェブページの読み込み速度に悪影響を及ぼす可能性があります。
  2. 一部の効果やフィルタの制約: SVGはベクトル形式の画像であるため、一部の効果やフィルタを適用するためには制約があります。たとえば、複雑なシャドウや3D効果を実現するのは難しいことがあります。
  3. ラスターグラフィックスの表現の制約: SVGは主にベクトル形式のグラフィックスを表現するためのフォーマットですが、一部の写真やラスターグラフィックスはベクトル化することが難しいため、SVGでは適切に表現できないことがあります。
  4. ブラウザの互換性: 一部の古いブラウザは、最新のSVG機能をサポートしていないことがあり、一部のSVG画像やアニメーションが正しく表示されないことがあります。ただし、ほとんどの現代のブラウザはSVGをサポートしています。
  5. 複雑なアニメーションの制約: 複雑なアニメーションをSVGで表現する場合、JavaScriptを使用する必要があることがあり、コードが複雑になる可能性があります。また、SVGアニメーションが他のアニメーションフォーマット(例: CSSアニメーション)と比較して制約が多いことがあります。
  6. 編集の複雑さ: テキストベースのSVGファイルは、画像編集ソフトウェアを使用して直接編集することが難しいことがあります。専用のSVGエディタやコードエディタが必要です。
  7. データの非表示: SVGファイルはテキストデータであるため、プライバシーやセキュリティに関する情報が含まれている可能性があり、適切に管理しないと機密情報の漏洩のリスクがある場合があります。

SVGは多くの用途に適しており、特にスケーラビリティと簡便なエディタビリティに優れていますが、これらのデメリットを考慮して適切に使用することが重要です。データの性質やプロジェクトの要件に合ったフォーマットを選択することが重要です。

まとめ

総合的に、SVGは多くの用途で非常に適しており、特にスケーラビリティと簡便なエディタビリティに優れています。特にウェブデザイン、アイコン、ロゴ、データ可視化などの分野で広く採用されています。

デメリットもありますのでそれを考慮して適切に使用することが重要です。データの性質やプロジェクトの要件に合ったフォーマットを選択することが重要です。

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